競馬初心者が長く楽しむために

私はかれこれ30年以上も競馬を楽しんできています。
ただ競馬歴がムダに長いだけで馬券はちっともうまくないということは、以前からこのサイト(ブログ)を楽しんでくださっている方ならご存知ですよね!

さて最近、スマホゲームの「ウマ娘プリティーダービー」の大ヒット(私も楽しんでいます)の影響もあってか、新たに「競馬」に興味を持ち、リアルの競馬も楽しんでみようという人も増えているようです。
オールドファンとしては嬉しい限りです。底なし沼へようこそ!

そんな新たな競馬ファンの方々に、一過性ではなく長く一生の友として競馬を楽しんで頂く為に、老婆心ながら思うところを述べてみたいと思います。

自分の身の丈にあった金額で楽しもう

当たり前のことですが、案外これができない人がいるのです。借金をしたり、会社の金を横領したり、ギャンブルが原因とされる残念な事件は後を絶ちません。
ある程度競馬に慣れてくると「これは絶対に堅い」と勘違いしてしまい、例えば1.1倍の複勝馬券に数十万、数百万と賭けてしまうのです。しかも人の金(借金等)を使って。
世の中に絶対はありません。ましてや競馬にも絶対はありません。

かなり疑い深い私が長い競馬歴の中で「このレースだけは天地がひっくり返ってもこの馬が勝つ。故障でもしない限り。」と本当に自信を持って言えたのは、ナリタブライアンのダービーとサイレンススズカの天皇賞(98年秋)だけです。

前者は予想どおり5馬身差の圧勝でしたが、後者はあの有名な沈黙の日曜日、悲劇のレースでした。これについては機会があればまた書きたいと思います。

とにかく身の丈にあった金額で楽しむことが大事です。身の丈にあった金額でも30年以上もやってると累積額はスゴイことになってますけど、楽しみの代償としては妥当だと思います。

自分の決断に従って馬券を買おう

初心者のうちはよくわからず予想新聞の記者の買い目のまま買ったり、競馬を教えてくれる先輩の言うとおりに買ったり、予想会社の予想をそのまま買ったりと、人の予想にそのまま乗っかって馬券を買うこともあるかと思います。
当たればお金が増えますので嬉しいっちゃあ嬉しいんですが、これは本当の意味での競馬の喜びではありません。

他人に言われたとおりに買って当たった馬券の喜びは、自らの予想・決断で当てたときの半分にも満たないかもしれません。
逆に、他人に言われたとおりに買ってハズレたときは、自らの予想・決断で外したときの「悔しさ」が2倍の「怒り」となってしまいます。これほど悲しいことはありません。

どんな理由でもいい、どんなこじつけでもいいので自分で考え、自らの決断によって馬券を買うようにしてください。

なお私も「最終レース予想」を提供し買い目も書いていますが、決してこのまま買ってはいけません。ハズレます。私と同じだけ負けます。上手な使い方は自ら見つけてくださいね!

他人の楽しみ方を否定しない

競馬の楽しみ方は人それぞれです。馬券以外の楽しみ方は幅が広すぎるのでここでは割愛しますが、予想方法ひとつとっても千差万別、本屋さんの競馬本コーナーに行ってもいろいろな馬券指南書が置いてあるはずです。

血統による予想、オッズを利用する方法、騎手や厩舎の特徴をデータ分析するもの、枠番や馬番などの数字を予想に活かすもの、語呂合わせ、サイン馬券、などなど。予想会社では関係者情報とかまあなんとかかんとか。
とにかく色々あるわけです。

競馬ファンは、自分の気に入った方法で予想を組み立て、そして馬券を楽しめばよいのです。他人の予想方法を否定したり、とやかく言う必要はありません。
馬券の買い方は「馬名が気に入った」「パドックで馬と目があった」「自分の誕生日の数字で買う」など何でもアリなんです。

世の中には「いや流石にそれはないだろw」みたいな馬券術もありますが、私は否定しないことにしています。それでも当たっちゃうのが競馬なんですから。

入れ込みすぎない

競馬って毎週あるんです。年末と年始の間に1週だけ競馬のない土日があるかな。ただ1/5には金杯から新年競馬が始まりますので年中無休と言ってもいいでしょう。
地方競馬を入れるともっとですね。とにかく年がら年中競馬はやってるんです。コロナ禍も全くとは言いませんが関係なかったんです。

そんな競馬にのめり込み入れ込んでしまうと、他のことができなくなってしまいます。
競馬業界は基本的に月曜日がお休みだと思うんですが、競馬ファンにお休みはありませんからね。

競馬一筋になってしまうと息を抜く暇がありません。
どうぞ競馬以外の趣味も持ち、適度に、そして長く競馬を楽しんでくださいね。

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